「夢をかなえる お金の教え 豊かさの知恵」(フォレスト出版)の3刷分より、以下のように修正されます。
離婚の経緯に、筆者の記憶違いがあり、正確を期するため、下記の表現に改めました。
講演等でも、同様の誤りがありましたので、訂正させていただきたいと思います。
今後、あいまいな記憶に基づき、事実と異なる発言をしないように気をつけたいと 考えています。
関係者にご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫びするとともに、修正の事実をお知らせします。
本田健
私は、26歳での離婚をきっかけに、人生の意味を捜す旅に出ました。
それまでは、とにかくビジネスで成功しなければいけないと焦っていました。経済的に成功しなければ、人生を楽しんだりしてはいけないと考えていたからです。
成功のためには、いろんなものを後回しにしてもかまわないと思っていました。その結果、一番大切だと思っていた妻とのコミュニケーションもうまくいかなくなりました。原因は、ほかにもありましたが、紆余曲折の結果、離婚という現実を生み出してしまったのです。今でも、当時を思い出すと、自分に対する情けなさと、彼女への申し訳なさを痛切に感じます。
その後の離婚によるショックで、「競争に勝ち抜く」とか「がんばる気合を入れる」といったビジネスのやり方ができなくなってしまいました。
あれだけ毎日がんばれたのは、愛する人を喜ばせるためだったと、遅まきながら気づいたのです。いくらがんばろうとしても力が出ない自分を情けなく感じ、自己嫌悪の日々をすごしました。
紆余曲折の果てに、自分探しを始め、自分をいやす旅に出ました。いろんな学びを深めていくうちに、今までの「パワーゲーム」や「コントロール中心」のビジネスのやり方では、人は幸せになれないと思い至りました。