投稿日 | 書籍タイトル・感想 |
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2021/05/07 a_tさん ( 東京都 男性 27才 ) |
20代にとって大切な17のこと
目の前に草原が現れた感覚になりました。
普段から、これから自分は何者になっていくのかで悩んだり、 どういう選択をすると失敗しない環境に立てるか、目標は果たしてこれでいいのかなど、勝手に自ら両肩に重しを乗せて過ごしていたような思考の日々を過ごしていましたが、今回著書を読ませていただき、軽くなりました。 気にしていた障害がなくなったのです。 今後どういう生き方をしたいかという「人生の目的」について考えるヒントをもらえたように思います。 私は現在、建築設計の業務に携わっていますが、自分が今後どういう立場で建築を考え、作っていくのか、関わりたいのかがよく分からない状態でした。資格勉強もあり、そんなことは資格を取ってから考えろよと頭の中では思いながら、自問自答を繰り返し、もやもやしながら毎日を過ごしていました。迷走している状態が社会人になってから3年ほど続いており、まだ考えています。 しかし、今回の著書を読んで、かつての自分の言動について考えてみました。 ある時、後輩伝いで知った話ですが、私が学生の頃、建築の学科へ転学科するか悩んでいた後輩の女性に対して建築の楽しさ、夢について、語っていたそうです。(覚えていないのですが。)その話を聞いた彼女はとても影響を受けたらしく、建築の道に進んだそうです。今でも私の話があってこの道に進んでいると言ってくれているそうです。 私は安藤忠雄先生に影響を受け、この社会の中で自分の名を残したい、安藤先生のように建築を通して何かを伝えたいという意志から建築の道を志しました。今でもその思いは変わりません。これは自分本意の考えから始めたことですが、今は自分が行ってきた、作ってきた作品について語り、様々な人の道標になるような生き方ができるのではないかと考えられるようになりました。 具体的にどうしていこうとはまだ相変わらず迷走中ですが、建築を通して、何か形にしたものを通して、社会の道標を創造できるような設計者になりたいと思えるようになりました。 すさまじい長文となり、大変恐縮でしたが、 今回の著書の分かりやすい文章それぞれが身体に浸透していくような本でした。 その結果これだけ感想を書けたのだと思います。 ありがとうございます。 |